教室について

教室紹介
東京女子医科大学東医療センターは、地域社会に貢献する大学病院の分院として、吉岡彌生先生が85年前に開院された伝統ある施設です。
東京女子医大の建学の精神「医学の蘊奥を究め兼ねて人格を陶冶し社会に貢献する女性医人を育成する」の理念のもと、女性医師のみならず、勿論男性医師も大歓迎!教育、臨床そして研究に取り組んでおります



診療
少人数で年間3600例の麻酔科管理手術件数をこなしております。2022年1月から移転し、最新の設備を備えた手術室となります。当院は救急車受け入れ数が全国私立大学3位の病院で、救急患者の緊急手術の麻酔も多く、また定例手術でも患者高齢化に伴い、重症合併症例が増加しています。術前ハイリスクカンファレンスを施行し、各専門家と意見を交換し、安全に手術ができるよう努めております。全科との風通しはよく、診療面はもとより、治験や臨床研究でもすぐに協力が得られます。
集中治療室では、術後管理と集中治療を要する患者さんを収容し、主治医と治療にあたっています。最近は重症例が増えて需要が多くなってきております。
ペインクリニックの外来は、高齢者の増加のためか患者さんの数は年々増えております。超音波ガイド下神経ブロック、パルス療法、脊髄刺激電極、そして線維筋痛症などの難治性の患者さんの治療も行っています。緩和ケア部門も専門医が常勤でいますので、力をいれています。そして、無痛分娩も行っています。産婦人科の先生方は私共の教室で麻酔研修されています。ですから、産婦人科の先生も大歓迎です

研究
限られた人数の中で基礎から臨床まで幅広く研究を行っています。主なテーマ「出血凝固」の研究のためには、血餅の動態変化を経時的に測定し、血小板やフィブリン、線溶の機能を測定できるROTEMやROTEM-plateletを始めとしてドライヘマトやヘパリンによる抗凝固、プロタミンの中和管理を行うHepcon-HMS、ヘモクロンなどポイント・オブ・ケア機器が充実しています。これらを用いて、体外循環使用の心臓手術中の凝固・線溶・血小板機能の変化や止血管理に関する研究を行ってきました。粘弾性検査のガイドライン作成にも貢献しました。また外傷及び大血管手術に対する冷蔵血小板の有効性に関する研究にも着手しています。止血機序を解明し、大量出血の予防に役立てたいと考えています。基礎研究は「微小循環動態」で、兎耳窓法を用いて、各種ショック関連、人工呼吸関連、ペインクリニック関連モデルについての微小循環や創傷治癒における血管新生を、またマウスの敗血症モデルで各臓器の微小循環と心機能を測定しています。「農薬代謝産物の分析」ではネオニコチノイド系殺虫剤のヒトへの環境暴露影響について研究を重ね、カナダ、フィリピン、台湾、フランスにおける使用規制に貢献してきました。これらの研究で科研費を取得し、他施設と共同で研究に取り組んでいます。若手医師も国際学会での発表を積極的に行っています。写真は毎年参加しているアメリカ麻酔学会です。研究やりたい人、大歓迎です

教育
週3回、朝の医局会でハイリスク検討会、抄読会、症例検討会、学会予演会を行っています。土曜日の勉強会では、ウェットラボで、心臓や気道系の解剖などを追求しています。最近は超音波ガイド下末梢神経ブロックのハンズオンセミナーをやりました。その他に経食道心エコーやDAM (Difficult Airway Management)のワークショップやセミナーをやっております。
研修医は心臓手術麻酔のデビューも早く、また超音波ガイド下神経ブロックの症例も多く、研修医の教育に力をいれています。学生教育として、研究プロジェクトを選択した学生に、麻酔科への関心を促すような研究テーマ「電気インピーダンス・トモグラフィーを利用した肺機能の評価」、「エコーと神経刺激装置を用いた末梢神経の走行パターンの多様性の検証」「ロボット手術時の心エコーを用いた心機能評価」を与えて指導しています。特に医学部3年生は、解剖学実習を終えたばかりなので、上肢神経走行や心臓の形態にもとっつきやすく、かつエコーの操作方法も身につくことからこの研究は人気が高くなっています

教室行事
4月の歓迎会、夏の納涼会、12月の忘年会、1月の新年会、異動の際の送別会などを行っております